元英語教師なっぴです。
今回は去年中学生になった娘(ここでは、娘はHaruちゃん…とします。) に起きた体験談を書きたいと思います。
不登校のサインを見逃すな
中学1年生の2学期に急に、学校に行く途中で家に戻ってくるようになりました。
ちょうど夏休み明けからでした。
「お腹が痛い」「寒い、寒気がする」「頭が痛い」…といった、いろいろな体調不良をうったえるのです。
熱はありません。
でも、仮病というわけでもないようでした。
朝起きて、ちゃんと家を出て学校に行くのですが、途中でダメで、帰ってきてしまうのです。
最初は、病気を疑いました。
何かの重病ではないかと、、、
だって、熱はないし、風邪ならば前兆があるはずだし。
大切な娘です。
重病ならば、どうしよう…!!と、青くなりました。
家に帰ってくると、最初は横になって安静にしています。
そのままリラックスしてると、そのうち治るんです。
そして、ケロっとして、スマホとかいじってるんです。
だから、病院に行くのは待って、様子を見てみよう…というパターンが続きました。
最初のうちは、治ると、私は「ああ、単なる体調不良だったんだな、よかった~」
と、安堵していました。
しかし、これがたびたび続くと、
なんか変だ…!!
…と、やっと気づき始めました。
「あれ?これは、、、
もしかして、不登校の前兆、、、???」
精神的なものなのではないか…と、思い始めたのでした。
だって、家に帰ってきて、少し横になったり、リラックスすると、治ってしまうのだから。
体調不良を訴えて帰ってくるときは、真っ青だったり、手が冷たかったり、本当に体調悪そうなんですよ。
これは、演技でできる症状ではない…!
中学1年生の1学期は、すごく楽しんでいる様子でした。
それに、夏休み中は、中学校でできた新しい友達と、いそいそと夏祭りに出かけてたんですから!!
それなのに、
なんでー!!!!
と、母親として泣きたい心境でした。
学校で何があったのか?娘の言い分
学校でいったい何があったのか。
中学1年の1学期は、「今日、友達がね~、友達がね~♪」と、毎日のように、私に楽しそうに話してくれてたんです。
それが、うって変わって、、こんなふうになるなんて、、、
私にとって、まさに、
「晴天のへきれき!!」
…状態です。(驚・嘆・悲!)
もしかして、
いじめ、、、???
…って、頭をよぎりました。
娘に聞いてみました。
すると、
クラスの雰囲気が超絶悪い、、、
ということでした。
娘の話によると、、、
娘はいじめられてるわけでもなく、無視されてるわけでもない。
クラスの雰囲気が良くなくて、ボス的な人がいる。
その子が気に入らない子を、周囲の子も嫌わないと、自分がハブられる。
自分はむやみに人を嫌いたくないけど、同調するしかない…。
いろいろなことを考えると、頭が痛くなったり、お腹が痛くなったりする…というのです。
私は、「そういうことは先生に言うべきだよ。先生に言いなさい。」
と、言いました。
すると、娘は、
「先生に言っても、先生は力がないから、たぶんどうすることもできないよ。だから言っても無駄なんだよ。」
…と。
たしかに、担任の先生は優しいタイプで、頼りない雰囲気の男の先生でした。
私はそれでも、
「絶対に先生に言うべきだから。言ってダメなら、そのあと考えればいいから。行動しないで、ダメだと決めつけるのは、どうかと思うよ。」
と、言いました。
娘は、
「うん。。。。。」
と、弱々しく言いました。
…なんだか納得してない感じでした。
私は、自分がいじめられてるわけでもないのに、なんかはっきりしない理由だなー
…と思いました。
そんなことで、体に不調が出るのか…!?
実際に手が冷たくなったり、お腹が痛くなったりするのか!?
もし、自分がいじめられてたら、当然行きたくない…というのは、わかるよ。
でも、クラスの雰囲気がよくないだけで、体に不調が出るのか…!?
そんなに弱いヤワな子だったのか、Haruちゃんは!!
私が中学校も小学校の頃も、雰囲気が超絶よくないクラスのときは、何回かありましたよ。
でも、そんなことは我慢して学校に通ったし、親に言うことでもなかったし、まして、そんなことで体調が悪くなるなんてなかったから…!
自分には、直接関係ないのに、、、
そんなことで、、、???
もう、信じられませんでした。
でも、理由がわかったので、とにかくよかったです。
隠された真実!!さらに、本当の理由があった!!
理由がわかったのですが、、、
9月にちょこちょこ休んでいたという感じだったのですが、、、、
しばらくすると、、朝、登校前から体調不良を訴えてきました。
「頭痛い、お腹痛い。」と。
10月には、結構ひんぱんに、、、、休むようになりました。。。(叫・悲・嘆!)
もう私は、どうしていいかわからず、悩みが深くなっていきました。
わたしのほうが、体調不良をおこしそうです。。。。
今までは、なんとか励ましながら、だましだまし学校に行かせてました。
そして、娘もなんとか耐えて行ってくれて、無事に帰ってきました。。。
でも、それも限界みたいで、、、10月に入ると、悪化の一途をたどり、どっぷりと休み始めたのです。。。。
もう、私、ノイローゼ状態。。。
親として、初めての体験で、どうしていいか、わからないのです。。。
無理に行かせるのも、、、怖いし。。。
だって、最悪、自殺とか、、、よくあるじゃないですか。。。。
さらに、娘と話し合いました。
すると、、、!!!!
隠れていた真実をポツリポツリ…と、話し始めました。
1学期にできた仲のよい友達は、Haruちゃん含めて3人グループでした。
でも、そのうち一番仲の良かった友達が、1学期の終わりに転校してしまいました。
頼りになるのは、残りの一人の子です。
その子は、優しいタイプの気の弱い子でした。
でも、その子がいじめのターゲットになり、1学期の終わりには、不登校になってしまっていました。
9月に入ると、
だれも仲の良かった子がいない…一人ぼっちだ…!!
…と、娘は夏休みが終わる頃に、深刻に考えるようになりました。
それに、新しい友達を作り直すとしても、自分に合う優しい子はもう誰もいないし、ボスがいるし、、、。
なんと、それだけではなく、
まだ悪条件があったのです!!
好きでもない子が、一人になったHaruちゃんに寄ってきて、ずっとくっついてきて、すごいストレスだと。。。。
どうしよう…!!
いたたまれない!!
毎日が苦しい!!!
と、人間関係で追い詰めれてしまったのです。
そうか、
だれも味方がいなかったんだね。。。
そりゃあ、辛いよね。。。。
でも、どうしてもっと早く本当のこと言ってくれなかったのよー!!
と、思いましたが、、、言ったところで、どうにもならない…と思ったんだよね、きっと。
でも、そんな深刻なことなら、もっと早く教えてほしかったよ。。。
涙が出ました。
ごめんね。気づいてあげられなくて。。。
すごいストレス、、、
一人で耐えてたんだね。
我慢して、体調にまで出てしまったんだね。(涙)
自分の娘のことを言うのはなんですが、娘は本当に心の優しい子なんです。
純粋で、大人しくて、穏やかな心の優しい、いい子なんです。
だから、ボスのいいなりになるのが嫌で、自分の心に反したことをするのが苦しくなって、体調を悪くしてしまったんでしょう。
いちばん辛いのは、どんどん自分の仲のいい子がいなくなっていき、いつのまにか誰もいなくなってしまったこと。
そして、さらに、嫌いな子がずっと自分にくっついている…という状況。。。
これは、13歳の子どもにとって、
最悪だー!!!!!
やっと、この
3重苦
…が理解できました。.
そりゃあ、学校に行きたくないよねー!!!!!
やっと本当に理解できました。
私って、ダメな親だなぁ。。。
続く。。。
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