都立高校の内申点の計算方法
はっきりいって、都立の内申点の計算は、
めちゃくちゃ複雑ですごくめんどくさいです!!
ぶっちゃけ、
換算しまくって、最終的な点を出さなければならない
‥ので、たいへんだぁ~!!…というのが感想です。
でも、がんばって、わかりやすく一生けん命に説明しますね。
都立高校の推薦入試
都立入試にも一般入試と推薦入試があります。
まずは都立の推薦入試について説明しますね。
推薦入試は学力検査を行わない入試です。
試験の内容は以下です。
〇調査書
〇集団討論・個人面接
〇小論文・作文等(一部の学校は実技試験もあり)
「調査書」「面接」「小論文等」の結果を点数化して、成績の高い順から合格者を決めていきます。
都立高校の推薦入試の大きなメリットは
学力検査を行わない …ことだと思います。
都立の推薦はけっして甘くはありません!!
2021年の倍率は平均約3倍で、前年度より0.22ポイント増加しました。
青山高校(女子)の倍率は9.77倍、三田高校(女子)は7.5倍でした!
推薦といえども、狭き門…といえますね。
都立高校の一般入試
※私立のような加点は一切ありません!
試験内容は、以下です。
〇学力検査
〇調査書
※一部の高校では、実技や作文などもありますが、基本的にはこの2つです。
一般入試は「学力検査」と「調査書」の合計点によって、合否が決まります。
学力検査とは5教科(英・国・数・理・社)の試験のことで、調査書とは内申点のことです。
一般入試では、学力検査の総合点と調査書点を合計した総合得点(1000点満点)で合否が決まります。
その割合が以下です。↓↓↓
学力検査:調査書点=7:3
つまり、
学力検査は700点
調査書点は300点
に換算されるのです。
(※少数ですが、6:4や5:5の比率のところもあります。)
複雑な換算方法
自分の調査書点を調べよう~内申点の換算方法・換算内申について~
内申点を換算するとき、実技4教科(音楽、美術、体育、技術家庭)は、2倍で計算されます。(だから、実技教科はあなどれません!!)
内申点はすべての評価を単純にそのままたしたものを
素内申(45満点→9教科×5=45)といい、
換算された内申点のことを
換算内申と(65点満点→5教科×5+4教科×5×2(倍)=65)
といいます。
つまり、9教科がオール5だったら、素内申は45で、換算内申は65になります。
以後、換算方法はわかりにくいので具体例をあげて説明していきますね。
Aさんの成績を換算内申にします。
例)Aさんの成績
英国数理社がオール4、音3、美術3、体育4、技術家庭4
【5教科×4】+実技【3+3+4+4】×2(倍)=48
Aさんの換算内申は48点になります。
さらに!
換算内申を
【学力検査:調査書点=700点:300点】
この割合の法則にあてはめます。
この48点を300点満点(調査書点)の割合になるように計算します。※換算内申は65満点だから↓
48÷65×300=221点(小数切り捨て)
Aさんの調査書点は221点になります。
当日の試験の結果を学力検査点に換算しよう~学力検査の換算方法~
学力検査の点数も換算しなければなりません。
例)Aさんの学力検査の結果
国65、数85、英90、理70、社70 合計380点
Aさんの合計点は380点です。
【学力検査:調査書点=700点:300点】の割合にあてはめて換算します。
380点を700点満点(学力検査点)の割合になるように計算します。※5教科500点満点だから↓
380÷500×700=532点
Aさんの学力検査点は532点になります。
最終結果!!総合得点の計算
いよいよ最終結果になります。
総合得点の計算は、換算後の
「学力検査点+調査書点=総合得点」です。
この場合の総合得点は、
532+221=753点(1000点満点中)
Aさんの総合得点は、753点になります。
↑↑↑ これが最終得点になります。
※基本的には、一般入試は学力検査と調査書だけですが、面接や小論文又は作文、実技検査を実施する学校のもあります。
その場合は、総合得点に、面接点や作文点などをたして、総合得点を出します。
いったい試験で何点とれば志望校に合格できるの?
換算ばかりして、これではいったい実際の試験で何点とれば合格するのかわかりませんよね。
学力試験での合格に必要な点数は、その人が内申点をどれだけ持っているかで違ってきます。
人によって合格に必要な点数が違うので、高い内申点を持っていればいるほど、当日の試験の点数はそれなりに低くても合格になるという現象がおきます。
まず、志望校の合格に必要な総合得点を調べることから始めます。
※以下「合格基準総合得点」といいます。
(↓↓↓2021年度用 都立高校総合得点合格基準一覧表)
http://fuchu-education.net/file/2020_9_20_data.pdf
例えば、上記Aさん(女子)が都立向丘高校を受験するとします。
向丘の合格基準総合得点は665点(2021.女子)です。
(※同じ高校でも男子と女子では点数が違います!)
まず、合格基準総合得点から自分の調査書点を引きます。
つまり、↓↓↓
合格基準総合得点―調査書点=合格に必要な学力検査点
Aさんの場合は、↓↓↓
665点-221点(調査書点)=444点
Aさんが向丘高校に合格するためには、
学力検査点が444点以上必要です。
ですが、
444点は700点満点に換算したままの学力検査点なので、さらに500点満点に戻さなければなりません。
444点×500÷700=317点(少数切り捨て)
Aさんは、当日の試験で317点以上とれば合格の可能性が出てきます。
つまり、5教科平均63.4点(6割強)とればよいということになります。
(317÷5=63.4)
Aさんより内申点が低ければ、当日の試験でより高い点数をとらなければ合格は難しくなります。
逆に、Aさんより内申点が高ければ、たとえ低い点をとってしまったとしても合格できる可能性はあります。
人によって、合格の目標点が違うのでやっかいです。。。
だから、
3年の2学期の内申点が出た時点であわてるのではなく、当日の試験で高い点数をとれるように、学力を高めておくことが大切!…だと思います。
また、前向きに考えれば、
内申点が少々たりなくても、当日の試験で高得点を取れば合格の可能性はある!…ともいえます。(ちょっと冒険になりますが。。)
仮に計算してみよう!!
3年の内申点を待って計算するのではなく、
1年生2年生の時に、その学年の内申点で、自分が興味がある都立高校において、実際の試験に何点とればいいのか計算してみたらよいと思います。
切羽詰まったときに計算するのではなく、
1年2年の早い段階で都立の仕組みを理解して計算しておくことで、具体的に自分の進路を描けると思うからです。
…ともあれ、、、
計算方法がたいへんだったのでまとめます。↓↓↓
合格するために当日の試験に何点とればよいかまとめ
①志望校の合格基準総合得点を調べる。
http://fuchu-education.net/file/2020_9_20_data.pdf
②自分の調査点を調べる。
③合格に必要な学力検査点を計算する。
式 合格基準総合得点―自分の調査書点=合格に必要な学力検査点
→さらに、500点満点の割合に戻すための換算をする。↓↓↓
式 合格に必要な学力検査点×500÷700=当日の試験に必要な点数
この情報がこれからの受験生や保護者のために役にたってくれたら、うれしいです!
次回は高校受験体験記最終回です!!
受験生母のおすすめアイテム紹介です♡
我が子が使っているデスクライトがおすすめです。
Tao TronicsデスクライトTT-DL13
↓↓↓すごく使い勝手がいいです!
調節がタッチパネルで楽です。↓↓↓
電源も長押しで消えます。
LEDで目にも優しいです。
★は4.5です!!
ヒカキンも推奨してたので、うちもこれを買っちゃいました☆
さすがヒカキン推奨品!やっぱり買ってよかったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
ブログランキングに参加しています ♪ ♪
↓ ↓ ↓
ポチっとしてくれたら、うれしいです♡
読者登録お願いします!