元英語教師なっぴの思春期の子育て☆

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ブログ小説「(仮)恋する弁護士たち~泣きたいくらい君が好き~第4話『デートの約束』」

恋する弁護士たち

 

登場人物のイメージ

飯島英慈(主人公 弁護士・市議会議員)

32歳くらいの時の玉木宏…風の人

 

相原萌(主人公 パラリーガル) 

18歳くらいの時の有村架純…風の人

 

山内美恵子(法律事務所の所長)

60歳くらいの音無美紀子…風の人

 

山内健太郎(英慈の親友の弁護士)

32歳くらいの佐々木蔵之介…風の人

 

第4話 デートの約束

 

萌は、事務所を出ていった英慈を追いかけた。

 

萌「あの…、飯島先生。」

 

英慈は、萌に声をかけられて内心びっくりしていた。

 

萌「…ちょっと待っててください。」

 

と、言って、事務所に戻り、紙袋を手にして戻ってきた。

 

萌「あの、これ。受け取ってください。この間のお詫びです。

…あの、お体のほうは大丈夫ですか?」

 

英慈「ああ。大丈夫だよ。気にしないでいいよ。」

 

英慈は紙袋を見て、言った。

 

英慈「あ、これ、あの有名なスィーツの店グラン・シャトワールだよね。

俺、ここのプリン大好きなんだ。」

 

萌「ああ、よかった。これ、プリンなんです。」

 

英慈は、昔、七海とグラン・シャトワールのプリンを食べたことを思い出していた。

 

英慈「……。俺がこれ好きだって、だれかに聞いたの?」

 

萌「いえ。ただ私も好きだったから。飯島先生もお好きでよかったです。」

 

英慈は少しの間沈黙した。

 

英慈「……。

あ…あのさ…。

……今夜、もしよかったら…、その…、飯でもどう?」

 

萌「ええっ…?!!」

 

萌は、素っ頓狂な声を出した。

 

思いがけない誘いに目をまん丸くした。

 

英慈「そんなに驚かなくても…。

あ、ほら、俺も、たまには、仕事絡みとかじゃなくて、なんというか…。

気楽に誰かと、食べたいというか…だな。

久しぶりに…楽しくだれかと…さ。」

 

久しぶりに自分から女の子を誘ったので、気恥ずかしかった。

 

せっかくの誘いだが、萌はとっさにおばあちゃんの言葉を思い出した。

 

萌を大切に育ててくれたおばあちゃんの。

 

「綺麗な男はダメよ。萌ちゃん。」

「誘いに乗ってはダメ!」

「ろくな事にならないから。」

「おまえのお母さんは…」

 

萌のおばあちゃんは、萌が小さいときから何万回と萌に言い聞かせてきたのだ。

 

……ハッとした。

 

萌(危ない!危ない!)

 

これは、一緒に食事に行ってはいけない男だ…と思った。

 

萌「…私、あの…その…忙しくて…。

だから…ごめんなさい。」

 

英慈(えっ?うそだろっ…?)

 

英慈は、いままでの経験上、女の子に断られたことがなかった。

 

だから、余計にここで簡単に引き下がりたくはなかった。

 

英慈「なにか用事でもあるの?

用事があるなら、別の日にしようか。」

 

萌(べ、別の日?!そうきましたか…。)

 

萌「……。よ、用事はないですけど……。」

 

英慈は萌の瞳を真正面からジッと見た。

 

英慈はすぐに承諾してくれるものだと思っていた。

 

英慈(…なんでOK出さないんだよ?)

 

だから、思った。

 

ここで勝負をかけよう…と。

 

優しい目で萌を見つめた。

 

英慈「用事がないのに、どうして……?」

 

英慈はどうしても萌とゆっくり話がしたかった。

 

萌のことをもっと知りたかった。

 

さらに、一歩歩みよって、顔を萌にグッと近づけた。

 

萌の瞳の奥を見つめた。

 

もう一度言った。

 

英慈「どうして……?」

 

萌は答えない。

 

いや、答えられない。 

 

萌(ち、近いっ!近すぎるっ!!

なんて綺麗な顔立ちなの!!

こんな美形な顔の人、今まで生きてきてリアルで見たことがない!

まるで王子さまみたいだわ。

そんなに近くで見つめないで。

美形すぎて、息ができないよぉ…!)

 

萌の顔が赤くなった。

 

英慈は手を伸ばし、萌の髪についていたゴミをとってあげた。

 

萌「あっ。」

 

萌はドキドキした。

 

萌は、英慈に髪の毛を触られて体が熱くなった。

 

英慈「どうしても無理…?」

 

萌は、英慈の熱視線に耐えられなくなり、視線をそらした。

 

心臓の鼓動がドキッドキッと、高なった。

 

萌はこの誘いにのってしまったら、何かが始まってしまう予感がした。

 

とてつもない恋の嵐が。

 

萌は、心をかき乱されたくなかった。

 

心は常に平静を保っておきたかった。

 

(私は、将来、法曹界で働くんだから、心は冷静でありたい。常に。)

 

これが、萌の信条だった。

 

そして、恋はしない…。しばらくの間は。 

 

これが、萌の決意だった。

 

だから、断りたかったのだ。

 

萌「……私、5月に司法試験があるから勉強してるんです。

だから、毎晩忙しくて…。

ちょっと無理かな…。

ごめんなさい。」

 

萌は、英慈の呪縛をなんとか解こうとした。

 

見つめられると、あのときのキスがフラッシュバックしてしまう。

 

自動的に。

 

萌は、体育館での、あの出来事を早く頭の中から消し去りたかった。

 

そして、試験勉強の追い込みに集中したかった。

 

今が何より大切な時期なのだから。

 

一方、英慈はそう簡単に諦めたくなかった。

 

なかなかO.K.してくれない萌に、別の作戦に打って出た。

 

英慈「……。勉強か…。」

 

英慈「ああ、イタタタタ…。なんか、ギックリ腰かな…。

急に腰が痛くなってきた…。い、痛いなー!!」

 

萌「えっ、大丈夫ですか?!

まさか、あのときの?!

だって、大丈夫だって言ったじゃないですか!!」

 

英慈「だ、大丈夫じゃなかったんだよっ!

痛ったいなー!!

ギックリ腰はあとからくるんだよ!

あっ、急に肩も痛くなってきた…!

腕も痛いー!!

…お詫びはプリンじゃ足りないなー!!」

 

英慈は派手に痛がった。

 

下手な演技だった。

 

萌は、しつこくくいさがってくる英慈に、ついに諦めた。

 

萌「あー、もぉ!わかりましたよ!!

行きますよ!

お食事をご一緒します!

お詫びにっ!!」

 

英慈は、心の中で「やった!」とガッツポーズをした!

 

英慈(なかなか手強かったな…!)

 

英慈「オッケー!

じゃあ、今夜、7時に並木通り交差点の光友銀行の前で待ちあわせ…な!」

 

萌「あ、あの…飯島先生…。」

 

萌は、何か言いたげだった。

 

萌「…飯島先生、あの…その…、驚かないでくださいね。食事のとき。」

 

英慈「何を?」

 

萌「……。秘密です…。」

 

英慈「なんだろう?

…なんだか楽しみだな。」

 

英慈は、急にシャキッとして、スタスタと階段を降りていった。

 

萌(もう!腰なんか痛くないじゃない!!)

…と、萌は心の中でつぶやいた。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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