元英語教師なっぴの思春期の子育て☆

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ブログ小説「(仮)恋する弁護士たち~泣きたいくらい君が好き~第13話『男子の恋の相談』」

恋する弁護士たち

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登場人物のイメージ

飯島英慈(主人公 弁護士・市議会議員)

32歳くらいの時の玉木宏…風の人

 

相原萌(主人公 パラリーガル) 

18歳くらいの時の有村架純…風の人

 

山内健太郎(英慈の親友の弁護士)

32歳くらいの佐々木蔵之介…風の人

 

【退職代行ガーディアン】

「他所では困難な悪質ヤミ金にも対応!!」

第13話 男子の恋の相談

英慈は、健太郎と飲んでいた。

 

薄暗いオシャレなバーにいた。

 

New York’sShotという、大人の隠れ家的なバーで、二人はそこによく飲みに行っていた。

 

二人はカウンター席に座っていた。

 

英慈「健太郎、この前、おまえが教えてくれた「きふね」って店に行ってきたんだ。」

 

健太郎「えっ、マジで?

まさか本当に行くとは思わなかったよ。

それで、萌ちゃんはいたの?」

 

英慈「ああ。いたよ。

彼女、大盛りのいくら丼をうまそうに食っててさ、かわいかったな。

おまえ、萌ちゃんが大食いだって知ってた?」

 

健太郎「もちろんだよ!

知らないわけないだろ。

みんな、びっくりしたわ!

あんなかわいい顔して、大きく口開けてお弁当をモリモリ食べてさ。

かわいいよな、リスがくるみをほうばってるみたいでさ!」

 

英慈「そうそう!

そっくりだよな!それ!

スゲーかわいいんだ。

あんな細い体でガンガン食べてて。

ホント、いろんな魅力があるんだ。

彼女!」

 

健太郎はニヤニヤした。

 

健太郎「萌ちゃん、おまえの、めちゃめちゃストライクゾーンなんだろ。」

 

英慈「健太郎…気づいてたのか。」

 

健太郎「すぐにわかったよ。

おまえの好みにピッタリだもんな。

そういえば、萌ちゃん、昔のアイドル歌手に似てるよな。

名前…なんて言ったっけ?

そうだ…!島崎まりな…だ!

売れてたのに、突然引退した。

たしか、おまえ、ファンだったんだよな。」

 

英慈(やっぱり、健太郎は鋭いな!)

 

健太郎「…そうか!

だから、ストライクゾーンなのか!」

 

健太郎は水割りをゴクッと飲んで、いたずらっぽく言った。

 

英慈は、視線を下にそらした。

 

ある意味、図星だった。

 

でも、それは正解じゃない。

 

正確にいえば、それは不正解だった。

 

萌が島崎まりなに似ていたから、惹かれたわけじゃない。

 

死んだ妹の七海にソックリだったから、惹かれたのだ。

 

最愛の妹、七海に…。

 

萌の顔は、七海と瓜二つだった。

 

年齢もあの頃とほぼ変わらない。

 

ただ髪の毛の長さが違うだけ。

 

英慈は水割りをゴクッと飲んだ。

 

健太郎「萌ちゃんがうちの事務所に入ってから、お前、何かにつけてウチに来るようになったもんな。」

 

英慈「バレてたか。」

 

健太郎「当たり前だよ。

何年のつきあいだと思ってるんだよ。

おまえとは、大学1年の時からのつきあいだからな。

まあ、今回は保育士志望でも、ショートカットでもないけどな。」

 

英慈「もう、職業とか髪型とか、そんなのどうだっていいってわかったんだよ。

萌ちゃんをはじめて見た時、全身が震えたんだ。

恥ずかしいけど、一目惚れなんだ。

自分でも信じられないよ。

いままでこんなことなかったから。

まるで中学生みたいだよな。」

 

健太郎「一目惚れだって?

全身が震えただって?

そんなことあるのか?!

でも……。おまえがそんなにゾッコンとはな。

驚いたよ。」

 

英慈「………。」

 

健太郎「30過ぎて、だれかを真剣に好きになることもあるんだな。

ある意味、うらやましいわ。」

 

健太郎は、水割りを一口飲んだ。

 

健太郎「でも、これだけは言っとくわ、親友として。

萌ちゃんは、おまえがいままでつきあってきた女の子たちとは、まったく違うぞ。

顔は可愛いらしいけど、中身はなかなかハードだぞ。」

 

英慈「ハード?」

 

健太郎「萌ちゃんはね、すごく頭のいい子だよ。

俺らより10歳も下なのに、自分をしっかり持ってる。

まったく人に依存してないし、仕事に対しては真剣そのもの。

信念を感じるよ。」

 

英慈「たとえば?」

 

健太郎「この間なんて、集めた判例を読み漁ってて、俺にガンガン質問してきたからな。

残業も、急いでないから今日はしなくていいって言っても、終わらないと気が済まないからって、やって帰るんだよ、あの子。しかも完璧にね。

職業意識が高くてさ。

どうしても弁護士になりたいんだなって思ったよ。」

 

英慈「そうなんだ。

たぶん、そんな感じなんだろうなって思ってたよ。」

 

健太郎「だから、俺は、あの子は簡単に男を好きになるようには思えないんだよ。いくらおまえがいい男でもさ。

いままでおまえが相手にしてきた女の子たちとは、明らかに質が違うんだよ。」

 

英慈「健太郎、すごいな。

見抜いてるんんだな。萌ちゃんのこと。」

 

健太郎「まあな。」

 

英慈「この間、萌ちゃんをおしゃれな店に連れてって食事したんだ。」

 

健太郎「それ、いつの話?」

 

英慈「講演会のすぐ後だよ。」

 

健太郎は驚いていた。

 

健太郎「えー、そんなに速攻だったんだ!

いやぁ、ビックリしたよ。

さすが!好きな子にはアプローチが早い!

もうデートしてたのか。」

 

英慈「食事の後、萌ちゃんに告白したんだけど、キッパリと断られたよ。

それも…こっぴどく振られたっていうか…。

こんなこと、はじめてだよ。

好きな子に振られるって、けっこうショックなんだな。

すごく傷ついたよ。

今も…引きずってる。」

 

健太郎「えっ!振られたんだ?!

おまえが?!

ウソだろ?!」

 

英慈「それだけじゃない。

「きふね」に行った時、性懲りもなく、また口説いてみたんだけど、やっぱりかわされたよ。

あげく、そのとき、「司法試験に受かるまでは誰ともつき合う気ありません!」って、キッパリと断られたんだ。

トドメを刺されたっていうか…。

マジ、落ち込んでる。

自信なくなっちゃったよ、俺…。」

 

英慈はハァ…と、ため息をついて、水割りを飲んだ。

 

健太郎は、クックックと笑い出した!

 

健太郎「あーあ、天下の色男が台無しだね!…クックックッ!

全戦全敗じゃないか!

いい気味だ!

一度振られてみろ!

好きな女に。

俺なんか、失恋なんて何度も経験してるんだからさ!

おまえなんかにわからないだろう。

失恋の痛みが!

大学の時は、みんながおまえのこと羨ましがってたんだから。

あー!いい気味だー!」

 

健太郎はおもしろがっていた。

 

健太郎「飯島英慈、30過ぎて、人生ではじめて失恋を経験する…ってか!

ああ、傑作だ!なんか楽しいな〜、クッ、クックックッ!」

 

健太郎は、男前の英慈が恋愛で悩んでいるのを見て、愉快でたまらなかった。

 

英慈「なんだよ!からかうなよ!」

 

英慈は、バツが悪そうに水割りをグビッと飲んだ。

 

英慈「マスター、おかわりもらえる?」

 

マスター「かしこまりました。」

 

英慈は、水割りのおかわりをもらった。

 

水割りがカランとなった。

 

英慈「失恋じゃない。

まだまだ勝負はついてない。

俺は諦めないよ。

裁判だって、執念深く食らいついてきたんだ。

地道に、証拠を集めて、証人を探し出して、説得して証言してもらって。

粘って、粘って、勝ってきたんだ。

一筋縄ではいかないことぐらい、慣れてるよ。経験上。」

 

健太郎「あー、もうあきれちゃうね。

おまえ、なんにもわかってないね。」

 

英慈「何がだよ。何がわかってないんだよ。」

 

健太郎「裁判と恋愛はまったく違うだろ。

あんまりしつこいと嫌われるぞ。

ストーカー行為で、起訴されるぞ。」

 

健太郎は、クックックと、ずっと笑っていた。  

 

英慈「あのさ、健太郎…。

萌ちゃん、とるなよ。」

 

健太郎「あ、それは大丈夫!

俺、まったくタイプじゃないから!ああいう童顔の子は。

俺が好きなのは、セクシーな美人系。

おまえが振ってきたミスコン優勝系だよ。」

 

英慈「だから、おまえは失恋するんだよ。」

 

健太郎「あー、おまえ、そういうこと言うんだ。

萌ちゃんに、いろんなこと言っちゃうよ。また。」

 

英慈「おまえ、そんなことしたら、今度こそぶっ飛ばすぞ!」

 

健太郎「クックックッ!

冗談だよ!冗談!!アハハハハ!」

 

健太郎は、笑いが止まらなかった。

 

英慈は、「なんだよ…。相談して損したわ。」

 

…と言って、また、水割りをグビッと飲んだ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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