元英語教師なっぴの思春期の子育て☆

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ブログ小説「(仮)恋する弁護士たち~泣きたいくらい君が好き~第14話『カツアゲ事件』」

恋する弁護士たち

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登場人物のイメージ

飯島英慈(主人公 弁護士・市議会議員)

32歳くらいの時の玉木宏…風の人

 

相原萌(主人公 パラリーガル) 

18歳くらいの時の有村架純…風の人

 

山内美恵子(法律事務所の所長)

60歳くらいの音無美紀子…風の人

 

山内健太郎(英慈の親友の弁護士)

32歳くらいの佐々木蔵之介…風の人

 

【退職代行ガーディアン】

「他所では困難な悪質ヤミ金にも対応!!」

第14話 カツアゲ事件

午後1時。

 

英慈はサンライズ法律事務所に来ていた。

 

この時、萌はちょうど外出していていなかった。

 

健太郎「萌ちゃんなら、今、顧問先の会社に届け物を頼んだから、いないよ。」

 

英慈「あっ、そう。

俺は、美恵子先生に用があってきただけだから!」

 

英慈(なんだ…いないのか…。

わざわざ用事を作って、萌ちゃんの顔を見に来たのに。)

 

英慈はガッカリした。

 

午後2時。

 

萌は、ちょうど事務所ビルの近くまで帰って来ていた。

 

ビルの前で、チンピラ二人と一人の大学生の若者が揉めていた。

 

チンピラA「オイ、コラァ!

どこ見て歩いてるんだよ!!」

 

大学生「えっ!あっ……あ…すみません…。」

 

チンピラA「あーっ!!

ぶつかったところ、痛ってーよ!!痛ってー!!」

 

大学生「すみません!!すみません!!」

 

チンピラA「おい、コラァ!!

責任とれよ!!」

 

学生C「す、すみません!!本当にすみませんっ!!」

 

チンピラB「おぅおぅおぅ!!

俺のダチに怪我させて、ごめんで済んだら警察はいらねーんだよ!!

慰謝料もらおうか!」

 

学生C「…い、慰謝料?!!

…すみません!ごめんさい!!

本当に、許してくださいっ!!」

 

チンピラA「怪我して病院行ったら金かかるんだよ!

金出すか、明日そこの公園でぶっ倒れて死んでるか、どっちか選べよ!」

 

学生「し、死んでる………って…。」

 

学生はガタガタ震えていた。

 

チンピラB「おまえ、いくら持ってるの?財布見せてくんない?」

 

学生は財布を渡した。

 

チンピラB「おー、3万円か。

結構もってるじゃん!

じゃあ、これで勘弁してやるよ。」

 

チンピラBは3万円を財布から抜き取って、ズボンのポケットに入れた。

 

陰で見ていた萌は、すぐに駆けつけた!

 

萌「ちょっと!!

法律事務所の前でカツアゲしてんじゃないわよ!!」

 

チンピラA「なんだぁぁ?

このお姉チャン…!女子大生かぁ?」

 

チンピラB「俺たちに構うなよ!!

アンタ引っ込んでろよ!」

 

チンピラBは萌の肩を突き飛ばした。

 

萌「な、なにするのよっ!!」

 

萌は怖かったけれども、ひるまなかった。

 

逆に、萌はチンピラどもをキッと睨みつけた。

 

チンピラBは萌に近づいて、萌の顎をクイッと上げた。

 

チンピラB「あれっ、オタク可愛い顔してるじゃん。

ちょうどいいや!いいバイトあるんだよぉ!」

 

チンピラA「アンタ、関係ないんだよ!!引っ込んどけよ!!

これ以上、シャシャリ出てるとソープに売り飛ばすぞ!!」

 

萌はチンピラBの手を振り払った!

 

萌「ふ、ふざけんじゃないわよ!!

なんで私がソープに売り飛ばされなきゃならないのよ?!

これは、私に対する脅迫よ!!

刑法第222条!脅迫罪!!

二年以下の懲役または三十万円以下の罰金よ!!」

 

チンピラB「なんだよ!

このアマっ!舐めたこと言いやがってっ!!」

 

萌「私、アンタたちが、この人を脅してお金巻き上げてるの、この目で見ましたから!!

刑法第249条!恐喝罪!!

恐喝罪で起訴されたら、10年以下の懲役になるわよ!!

私が警察に通報したら、アンタたち、現行犯逮捕よ!

私が証人になるから!!」

 

チンピラA「なんだとぉ?!

このアマ!!ぶん殴るぞ!!

何者だよ、おまえ!」

 

チンピラAは萌の胸ぐらをつかんだ。

 

萌(な、殴られる…怖い…!!

でも、ひるんじゃダメッ!!)

 

萌「だから…っ!!

私はこの法律事務所で働いている……」

 

チンピラA「弁護士か?!」

 

萌「………そ、そうよっ!!」

 

チンピラたちは少し青ざめた。

 

萌「弁護士に手出したら、アンタたち、タダじゃすまないわよ!!

起訴まで確実に持ってってやるから!!

通報されたくなかったら、この人にお金返しなさいよ!!」 

 

チンピラAは気づいた。

 

チンピラA「あれっ?!

お姉チャン、弁護士なら、胸にバッチがあるはずだろ。バッチはどこだよ?」

 

萌「そ、それは…!

今日はつけるの忘れちゃって…!」

 

チンピラA「は、はーん!

ハッタリかましてんじゃねーぞ!!

でも、度胸だけは立派じゃねーか!

褒めてやるよ。

おい、このお姉チャン、連れてくぞ!」

 

チンピラB「はーい!二人でヤッちゃおうか〜!」

 

チンピラAは萌の腕をつかんで、連れ去ろうとした。

 

萌「や、やめて!!やめてっ!!」

 

英慈「おいっ!何やってるんだ?!」

 

英慈がちょうどサンライズ法律事務所のビルから出てきた。

 

萌「飯島先生!コイツら

捕まえて!!

恐喝してたんです!!私、見たんです!!」

 

チンピラA「ヤバイ!!逃げろ!!」

 

英慈は走って、赤いシャツの男、チンピラBを捕まえた!

 

チンピラAは逃げてしまった。

 

チンピラB「おいっ!放せよ!

痛ってーよ!!」

 

英慈はチンピラBの腕をひねり上げた。

 

英慈「俺、空手3段だから。」

 

チンピラB「…!!」

 

英慈「萌ちゃん、警察に通報しろ。」

 

萌「は、はいっ…!」

 

チンピラB「っっんだよ!

放せよ!!痛ってーよ!!

ったく!!ツイテねーな!!

金返せばいいんだろっ!!

ほらっ!!これでいいだろ?!

通報すんなよ!!」

 

英慈「大人しくしてろよ!

これ以上痛い目みたくないだろ!!」

 

英慈はチンピラBの腕をずっと掴んで離さない。

 

街の人たちが集まってきた。 

 

パトカーのサイレンの音が大きくなり、事務所ビルの前まで響いてきた。

 

騒ぎを聞きつけて、サンライズの事務所から、健太郎、美恵子が駆けつけてきた。

 

健太郎「何?どうしたんだよ?!

飯島!何やってるの?!」

 

英慈「ああ、コイツ、おまえの事務所の前で恐喝してたんだよ。

コイツ、目撃者の萌ちゃんと揉めて、萌ちゃんを連れ去れろうとしてた!」

 

美恵子「ええぇっ?!!

そうなの?!萌ちゃん?!

大丈夫?!」

 

萌「はぁーーー、こ、こ、怖かったぁぁ………っっ。」

 

萌は緊張の糸が切れて、地面にヘタヘタと座り込んでしまった……。

 

パトカーが事務所ビル前で止まった。

 

警察がやって来た。

 

萌は、ヨロヨロと立ち上がって、警察に事情を説明した。

 

チンピラが逮捕された。

 

大学生とチンピラはパトカーに乗った。

 

英慈と萌も事情聴取のため警察に同行した。

 

それから、数時間後…。

 

英慈と萌は事情聴取が終わり、警察署から出てきた。

 

もうあたりは暗くなっていた。

 

二人は駅に続く道を黙って歩いていた。

 

萌は疲れ切っていた。

 

萌は言葉を発する気力がなかったので、下を向いたまま無言で歩いていた。

 

落ち込んでいた。

 

雰囲気は最悪だった。

 

萌は、ついに沈黙を破って言った。

 

萌「……なんか……巻き込んじゃって…ごめんなさい……。」

 

英慈は黙っていたが、実は怒っていた。

 

溜まっていた気持ちが爆発した!

 

英慈は大きな声を出した!

 

英慈「バッカヤロウ!!

ホント無鉄砲だよ!!萌ちゃんは!!

暴行されたらどうするんだよ!!

ああいう連中は自分より弱いってわかると、脅して攻撃してくるんだよ!!」

 

萌「だって…!

アイツら、ウチの事務所の前で、カツアゲしてたんですよ!!

それを見て見ぬふりできますか?!

あの青年のこと見捨てられますか?!

私にはできません!!」

 

萌はすごい剣幕で英慈に食ってかかった。

 

英慈「……!

ああ!そうだなっ!!

俺もあの場面に遭遇したら、きっと同じことしてたと思うよ!

でも、俺は腕には自信があるから、取り押さえられるけど、萌ちゃんは女の子じゃないか!

かばってるつもりが、暴行されたら元も子もないんだよ!!」

 

萌「腕に自信がなかったら、人を助けちゃいけないっていうんですか?!

あんな場面見たら、助けるのは人として当たり前じゃないですか!!

腕に覚えがないからって、助けちゃいけないっていうんですか?!

そんなのおかしいです!!」

 

英慈「そうは言ってない!!

あんな無鉄砲に突撃したら、痛い目見るだけだって言ってるんだよ!!

現に危ない目にあったじゃないか!!」

 

萌「じゃあ、どうすればよかったっていうんですか?!」

 

英慈「とにかく証拠を残すんだよ。

ボイスレコーダーとか動画とったりするんだよ。

それから通報するんだ。

確固とした証拠があれば警察は動いてくれる可能性が高いからな。」

 

萌「ああっ!私、バカだったわ!!なんて短絡的だったのかしら!!

もっと違った対処の仕方があったんですね……!」

 

英慈「あのチンピラ、常習犯だよ。

おまえ、あんな挑発的なこと言って、相手を刺激してただろ。

助けてくれる人がいなかったらどうなってたと思う?

連れ込まれてレイプされてたかもしれないんだぞ!

あんな連中が、萌に手を出してたかと思うと…ゾッとするよ!!」

 

萌「…………。」

 

英慈「ほんっとに!!

バカヤロウだよ!!萌は!!」

 

英慈は胸が張り裂けそうになり、萌を強く抱きしめた! 

 

萌は目を丸くした!

 

萌(……!!えっ、抱きしめられてるっ!!)

 

英慈「もう…君って子は!!

なんて危なっかしいんだ!!

心配かけるなよ!俺に!!

本当にやめてくれよっ…!!」

 

萌「……心配かけてごめんなさい。

………。」

 

萌(……なんか、こんなに…こんなに心配してくれるなんて…。

なんだか…お兄ちゃんみたいだな…。)

 

萌「…もう……。

……もうこんなやり方しないから。」

 

英慈「ああ…!もう!

本当にもう!……もうゴメンだよ……!萌!!」

 

英慈は一層ギュッと強く抱きしめた。

 

キツくキツく、痛いくらい強く抱きしめた…。

 

英慈はますます萌が愛しくてたまらなくなった。

 

心配させて、怒らせて、二度も振られて…

 

どんなに傷つけられても…。

 

英慈の魂は自ら萌に近寄ってしまうのだった。

 

英慈(萌、好きだ!

気持ちがあふれて苦しいよ…。)

 

英慈は萌にその気持ちを告げることはできなかった。

 

萌は目をつぶっていた。

 

萌はずっとこの腕の中にいたいと思った。

 

今まで何度となく、英慈の胸の中にいたことがある。

 

はじめて会った時のキスも、公園で転びそうになった時も…。

 

体が覚えてる…。

 

英慈の大きくて広い腕の中にいると、心から安心できた。

 

英慈も目をつぶっていた。

 

二人は一つになり、安らいでいだ。

 

二人、抱き合っていると、お互いの心が満たされていった…。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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