元英語教師なっぴの思春期の子育て☆

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ブログ小説「恋する弁護士たち~泣きたいくらい君が好き~第22話『由奈と英慈の対決?!』」

恋する弁護士たち

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登場人物のイメージ

飯島英慈(主人公 弁護士・市議会議員)

32歳くらいの時の玉木宏…風の人

 

相原萌(主人公 パラリーガル) 

18歳くらいの時の有村架純…風の人

 

三上由奈(萌の親友・大学院生)

23歳くらいの大島優子…風の人

 

奥村透(英慈の後輩・市議会議員1年生)

26歳くらいの志尊淳…風の人

 

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第22話 由奈と英慈の対決?!

由奈と萌は、ラウンジにいた。

このラウンジは、おしゃれなクラブハウス風レストランになっており、本格的なカフェや食事が楽しめた。

 

萌「あー、さすがに1時間打ちっぱなしは疲れたね!

高校のときは、素振り一日100本してたのに。

やっぱ、体力落ちたよね。」

 

由奈「でも、スカッとするよね〜!

やっぱりストレス解消にちょうどいいわ!

また来よう!」

 

萌「うん!」

 

萌と由奈は、ゆっくり女子会をして、お茶とケーキを楽しんでいた。

 

向こうから英慈が歩いてきた。

 

萌と目が合った。

 

萌は死ぬほどビックリした!

 

萌「!!!!

.…飯島さん…!よ、よく会いますね…!」

 

英慈もしらじらしく驚いたフリをした。

 

英慈「ホントだ!奇遇だね!

…あ、ここちょっといい?

すぐに行くから。」

 

英慈は強引に座った。

 

萌はもう慣れた。

 

でも……

 

まさかの…由奈と英慈の鉢合わせに慌てた。

 

由奈は、目を丸くして萌の顔を見た。

 

突然、自分たちのテーブルにイケメンが入り込んできたのだから、ビックリしたのだ。

 

萌「私、ちょっ、ちょっと、お手洗いに行ってきます!

由奈、ごめん!ちょっとだけ待ってて!」

 

由奈「えっ!ちょっと!そんな…!」

 

由奈は、いきなり知らない男性と二人きりにされるのにかなり戸惑った。

 

萌は英慈と由奈を残し、携帯を持って、慌ててお手洗いに行ってしまった。

 

萌(どうしよう。とんでもない鉢合わせだわ!

由奈には、飯島さんの悪口言っちゃってるし。

飯島さんにはうちに泊まったとか、警察にお世話になったこととか、余計なこと言ってほしくないし…!)

 

萌はまず由奈にラインを送った。

 

萌 

【あのね、目の前にいる人が例の私に告白してきた弁護士の人なの。

プレーボーイとか、サイコパスとか、悪口言ったこととか、絶対に内緒にしてよね!】

 

そして、英慈にもラインを送った。

 

【飯島さん、由奈は私の親友なんです。

由奈には、うちに泊まったこととか、この間の警察沙汰とか、いろいろ余計なこと、絶対に言わないでくださいね!

お願いします!!】

 

取り残された二人は、気まずかったので、最初は黙って自分の携帯を見ていた。

 

すると…

 

二人に、少しの時間差でラインの通知音が鳴ったので、ラインを見た。

 

萌は、トイレの洗面所でドキドキしながら、返信を待っていた。

 

英慈も由奈も、すぐに既読になり、「OK」「了解」…と、絵文字が返ってきた。

 

萌は、ひとまずホッとした。

 

一方、由奈は萌のラインを読んで驚いていた。

 

そして、英慈も由奈もほぼ同時にラインが来て返していたので、お互い顔を見合わせた。

 

由奈は萌からのラインを読んでも、萌の指示に従いたくなかった。

 

由奈「…あの、単刀直入におうかがいします…。いいですか?

失礼ですけど、あなたはもしかして、萌に交際を申し込んだ弁護士さんですか…?」

 

英慈は開口一番にそんなことを言われたので、驚いた。

 

英慈「…。驚いたな。いきなり。

俺のこと知ってるの?

萌ちゃんからいろいろ聞いてるんだね?」

 

由奈「まあ、少しは…。

突然、こんな失礼なことを言ってすみません!

私、萌の高校時代からの親友で、三上由奈と言います。

あの…、お願いがあります。

萌は、私の大切な親友です。

今、いちばん大事な時期なんです。

司法試験まであと1週間なんです。

だから、そっとしておいていただけないでしょうか。

萌は、あなたと出会ってから、勉強が、思うように手につかなくなっちゃって困ってるんです。

萌は、あなたに惹かれてて…。

だから、お願いします!

そっとしてあげてください!

いきなりこんなこと言ってすみません。本当にごめんなさい!

でも、お願いします!」

 

由奈は英慈に深々と頭を下げた。

 

英慈は、この唐突な申し出にすごく驚いた。

 

英慈は微笑んで言った。

 

英慈「三上さん、やめて、頭を上げて。

それに、もう心配しないで。

俺も大事な時期に、萌ちゃんの精神を乱してしまったこと、反省してるんだ。

萌ちゃんには、申し訳なかったと思ってるよ。

今は、萌ちゃんには司法試験に集中してほしいから、連絡は一切とってないよ。

だから、安心して。

でも、萌ちゃんにこんなに素晴らしい友達がいて安心したよ。

萌ちゃんは幸せな人だね。

こんなに思ってくれる友達がいるんだから。

僕の代わりに、君が萌ちゃんをしっかり支えてあげてください。

こちらこそ萌ちゃんをお願いします。」

 

と言って、英慈も由奈に深々と頭を下げた。

 

由奈は英慈がどんな遊び人でどんなに自分勝手や嫌なヤツかと想像していたのに、まったく違った。

 

実際に会ってみると、人格のある大人の男性だという印象を受けた。

 

突然、初対面で失礼なことを言ったのに、英慈は怒りもせず、冷静に対応し、頭まで下げた。

 

由奈は、英慈の潔く誠実で丁寧な態度に、心を打たれ感動した。

 

「こんな立派な人がこんなに腰の低い態度をとるなんて」…と。

 

そして、由奈は、英慈の美貌にもすっかり魅了されてしまった。

 

英慈の美貌と男気の両方に殺られてしまったのだ。

 

これは、萌が悩むのは無理もない…と思った。

 

英慈と由奈は、目を合わせ、お互い深々とお辞儀をし合ったことに吹き出し、笑いあった。

 

由奈は、英慈の笑顔にポッとなった。

 

英慈「ねぇ、三上さん。

もしかして、君が萌ちゃんの大食い動画を撮ったの?」

 

由奈「そうですけど。あぁ、あなたが動画持ってったんですね。」

 

英慈「あの動画はすごいね!

あの動画を観ると、元気とパワーがもらえるんだよ。

もう笑いがとまらなくてさ!」

 

由奈「アレ、なんかおかしいですよね。

動画サイトに上げたくなっちゃいますよね。

でも、そんなことしたら、萌に訴えられそう!あ、殺されるかも!」

 

英慈「ク、クククッ!…だな!」

 

英慈は、笑いが止まらなかった。

 

萌が戻ってきた。

 

由奈の隣に座った。

 

二人が仲良く大笑いしているのを見て、怪訝に思った。

 

萌は二人を睨んだ。

 

萌「………。

何話してたの?」

 

英慈「べつに。ただの世間話だよ。

ね!三上さん。」

 

由奈はニヤニヤしていた。

 

由奈「そうそう。」

 

萌「うそうそ、ピンときたわ!

どうせ私の悪口なんでしょ、大食いとかなんとか…。」

 

英慈「ビンゴ!」

 

萌「もぉ!怒りますよ!

いつもからかってばっかりで!

由奈、ひどいんだよ。

飯島さん、いつもこうなんだから。」

 

萌はちょっとムクれて、プクッと口をとんがらせた。

 

英慈「おいおい、怒るなよ!

今度、3本目の動画を三上さんに撮ってもらおうかなっ…て、思って。」

 

萌「そんなこと許しません!

勝手にとったら、肖像権侵害の罪で訴えますよ。飯島さん!」

 

萌はまた真っ赤な顔をして怒った。

 

英慈は、ブーと吹き出した。

 

由奈「やっぱり!訴えるって!」

 

英慈「確かに!…当たった!」

 

英慈「冗談だよ!冗談!

アハハハハ!」

 

由奈「アハハハハ!」

 

英慈と由奈は、笑いが止まらなかった。

 

由奈は笑い終わって、二人の様子を見て言った。

 

由奈「…なんか二人、仲いいですよね。

歳のはなれた兄妹みたい……。

クックック…!」

 

この由奈の発言で、英慈と萌は顔を見合わせた。

 

二人はハッと我に返り、あの日のこと…倒れた日のことを思い出した。

 

萌(あの日、飯島さんのこと、お兄ちゃん…って呼んだんだ…。私…。)

 

英慈「…………。」

 

萌「……ゆ、由奈、違うってば!

飯島さんは、若い子をからかうのが趣味なだけなの!」

 

そこに、奥村透が英慈を見つけ、足早にやってきた。

 

奥村「飯島さ〜ん!やっぱり、僕も疲れちゃったから、もうやめました。」

 

英慈(あちゃー、奥村、来ちゃったか…!!)

 

奥村は近づくと、英慈が女の子たちと楽しそうにしているので、驚いた!!

 

急に嫉妬した!

 

奥村「飯島先輩!

何やってるんですか!!

打ちっぱなしでナンパですか?!」

 

奥村は、興奮して言った。

 

奥村「先輩!どういうことですか!

説明してください!

どうしてこんな状況に…?

それに…。 

よかったら紹介してくださいよ。」

 

奥村は羨ましそうに、空いている席にちゃっかり座った。

 

ちょっとした合コン形式の席並びになってしまった。

 

奥村は、「ズルい…!」と、怒っていた。

 

英慈「ナンパなんかじゃないよ。

知り合いとここでバッタリ会ったんだよ。俺だって驚いてるんだ。

こちら、相原萌さん。

サンライズ法律事務所でパラリーガルをやってるんだ。」

 

奥村「あれ、君、だれかに似てるな。

あ、この間、懐メロのテレビでやってた、あの、だれだっけ…、昔のアイドルの、そうだ!島崎まりな…に似てるわ。」

 

萌「…。よく言われます…。」 

 

英慈は、奥村を面白くなさそうに見た。

 

英慈「…それと…。こちらのお嬢さんは…。」

 

由奈「私は、三上由奈と言います。萌の高校時代からの友達です。現在は、T大学の工学部情報学科の大学院1年生です。」

 

奥村「へぇ。理系の一流大学じゃない。君すごいね。」

 

英慈「あ、俺もちゃんと自己紹介をしてなかったね。俺は、市議会議員の飯島英慈。今年で2期目。議員になる前は、萌ちゃんの働いている法律事務所で弁護士として働いてたんだ。」

 

由奈「えっ!市議会議員なんですか?!」

 

由奈は萌の足を蹴った。

 

(あのとき、弁護士って言ったよね?)

 

萌は、由奈にぼかして言ったので、バツが悪かった。

 

奥村「僕は奥村透。市議会議員1年生。26歳。A市でいちばん若い議員です。飯島さんには、いろいろ教えてもらったり面倒をみてもらってます。

ね!先輩!」

 

奥村は人懐っこい、真面目な好青年だった。

 

そして、奥村は英慈をジトッと見た。

 

奥村「それにしても……飯島先輩!

そういうことだったんですか?!

まったく早くに切り上げたと思ったら!

ちょっとの間にこんな若い女の子たちと話してるなんて。ズルいな!」

 

英慈「違うよ。誤解だよ!

まったくの偶然なんだ。たまたま会ったんだから。」

 

奥村「ふぅん…。」

 

奥村は疑いの目で英慈を見た。

 

英慈「……じゃあ、そろそろ失礼しようか。奥村。これで。」

 

奥村「えっ!

ちょっと待ってくださいよ!

せっかく知り合いになれたのに!

まだいいじゃないですか。先輩!」

 

英慈「ダメだよ。

萌ちゃんたちは、女子会するために来てるんだぞ。

俺たちが入ったら、台無しになるだろ。

行くぞ。奥村。」

 

奥村「そんな…。

一緒にここでお茶しちゃダメかな?

君たちはこれから、何か用事でもあるの?」

 

英慈「奥村、本当にダメだよ。

それに、萌ちゃんは司法試験が来週あるんだから、僕らと話したら時間とっちゃうだろ。

だから、今日は遠慮しよう。

なっ!奥村。」

 

奥村「…。そうなんだ。残念だな…。

でも、君みたいな子が司法試験ですか…。意外だな…!」

 

英慈「あ、萌ちゃん、最後に一つだけ教えてくれる?」

 

萌「はい。何ですか?」

 

英慈「最近は、ちゃんとしたもの食べてるの?」

 

萌「はい。おかげざまで。

美恵子先生が毎日、栄養たっぷりのおいしいお弁当を作ってくれてるんです。

本当にありがたいです。」

 

英慈は、それを聞いてホッとした。

 

(よかった…。ちゃんと食べてくれてるんだ。)

 

英慈「じゃあ、晩めしは?」

 

萌「あー、あの作り置きは3日で食べきっちゃったから、今はちゃんと自炊してますよ。

カレーとかうどんとか。簡単なものばかりですけどね。

また、倒れたら台無しですから。」

 

由奈「えっ、萌、倒れたの?」

 

萌「う、うん。まあ…。」

 

英慈「じゃあ、睡眠は?」

 

萌「今はちゃんととってますよ。だいたい4〜5時間くらい。」

 

英慈「わかった。

じゃあ、そのペース崩すなよ。絶対に。」

 

萌「もぅ、飯島さん、心配性ですね。

私だって、子どもじゃないんですから、同じ失敗は繰り返しませんよ。」

 

英慈「ふーん。はたしてそうかな?」

 

萌「大丈夫ですってば!

もう心配してくれなくても!」

 

英慈「なんか、萌は危なっかしいからな…。」

 

由奈と奥村

(萌…って。呼び捨て…。)

 

萌「本当に大丈夫ですってば!

信じてください!」

 

英慈「わかったよ…。」

 

と、言って、微笑んで萌の頭をクシャクシャ…っとした。

 

ドキッドキドキ…!

 

萌は頬が紅くなった。

 

英慈と萌の間には、温かい空気が流れている。

 

由奈と奥村は二人のやり取りを見て、あ然とした。

 

奥村(この二人、やけに仲がいいな…。)

 

奥村「……。

……。

じゃあ、飯島先輩!

こうしましょう!

相原さんの試験が終わったら、お疲れ様会できますよね?

それならいいでしょ。先輩!」

 

英慈(しつこいな、奥村!)

 

英慈は、ムスッとして言った。

 

英慈「萌ちゃんたちがよければ、別にいいんじゃない。」

 

奥村「じゃあ、決まり!

はい!これが僕の名刺。」

 

といって、二人に渡した。

 

奥村「落ち着いたら、連絡して。」

 

英慈「じゃあ、帰るぞ。奥村。」

 

由奈「あの…!飯島さんの名刺もいただけますか。」

 

英慈「ああ。そうだね。…はい。」

 

英慈は、由奈に名刺を渡した。

 

英慈「それと!

萌ちゃん、試験まで体調管理を怠るなよ。

それから、困ったことがあったら、必ず連絡しろよ。」

 

萌「……。はい。わかりました。」

 

英慈「じゃあな。」

 

と、言って、英慈は、奥村透を引き連れて帰っていった。

 

由奈は、萌からの話と違う…と感じていた。

 

由奈は、萌になぜこんなにお互い信頼しあっているのか、無性に聞きたかった。

 

由奈は英慈の名刺をジーッと見た。

 

由奈(あっ!お姉ちゃんの保育園の件で、動いてくれた議員…飯島なんとか…って言ってたな。

もしかして、飯島英慈さん?!)

 

由奈は、あとで姉に確認してみようと思った。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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