元英語教師なっぴの思春期の子育て☆

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これからの英語教育どう変わるの?大学受験・英検活用時代がやってくる!!

 2021年1月に大学入試が変わります!!

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ご存知の通り、2021年1月から、大学入試制度が変わります。

 

「大学入試センター試験」が廃止され、「大学入試共通テスト」に移行します。

 

いろいろな変更点はありますが、英語だけに絞ってお話していきます。

 

さて、英語はどうなるのかというと、現行のセンター試験では、「読む」「聞く」の2評価だったものが、

 

「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能評価

 

に変わります。

 

新たに「話す」「書く」の2評価が正式に加わることになります。

 

大学入試は、短期間・一斉に同日に、大規模な集団で試験を行うので、「話す」「書く」というスキルの採点を短期間で行うことは非常に難しいものになりますよね。

 

だって、スピーキングテストに関しては、限られた教授だけで、何十万人を英語で面接するなんで、できないじゃないですか。

 

ライティングに関しても同じです。

 

ライティングのテストは、あるお題に対して英語で自分の考えを書く…という英文記述テストです。

 

しかも、けっこう長い英文を書かされます。

 

よって、何十万人もの人が書いた長い英作文を短期間でジャッジするのは難しい…ですよね。

 

だから、自分の大学の入試で採点を処理しきれないなら、外部英語試験を利用してね…って、国は方針を提示したんです。

 

そのような理由で、大学入試で外部の英語検定試験を活用することになったのです。

 

外部の英語検定試験とは?

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どんな英語検定試験を活用するのか

早い話が、国が決めた4技能を図る英語の試験に、各大学が、自分のところで対応しきれないなら、外部の英語試験に頼っちゃってもいいですよ…って、ことですかね。。。

 

外部の英語検定試験を利用しなければ、その大学独自の入試の英語を受けることになります。(なんかややこしい☆)

 

なんだかな~。。もぉ、いろいろ大学入試をいじらないでよー!!

 

たくさんの学生の叫びが聞こえてくるよ。本当に!!(怒)(泣)

 

…たくさん言いたいことはあるけれども、、、

 

もう国が決めちゃったから。。。(諦。。)

 

私たちにできることは情報を先に入手して、対策していくことだと思います。

 

私は、中学生のうちなら、まだ先の大学受験にぜんぜん間に合うと思うんです。

 

だから、まだ中学生のお子さんを持つママたちに、情報を提供したり共有したりしながら、一緒に乗り切っていきたいと思っています。

 

各大学独自の入試の英語テストを普通に受けるよりも、外部の英語検定試験を受けて、資格なり、一定の点数をとっておく方がメリットがあると思うので、紹介していきたいと思います。

 

では、どんな外部英語検定試験を活用しているのでしょうか。

 

大学入試センターが活用を認めた英語の外部検定試験は以下です。(正式名称を省略します。)

 

●ケンブリッジ英語検定

●TOEFL  (トーフル)

●IELTS  (アイエルツ)

●TOEIC  (トーイック)

●GTEC  (ジーテック)

●TEAP  (ティープ) 

●英検

 

これを知っても、どの試験を選んで、受けていいのかさっぱりわかりませんよね。

 

それぞれの試験に特徴がありますから、「これを選ぶのがいちばんいい!」と、一概に言えません。

 

それよりも、いちばん試験を選ぶときに留意するのは、どこの大学に行きたいか ということです。

 

どこの大学のどの学部を選ぶかで、どの試験を選んだらいいかが決まってきます。

 

なぜならば、その大学の試験要綱に、採用している外部英語試験の一定条件が提示されているからです。

 

各大学・学部によって、条件が全く違います。

 

行きたい大学があるのなら、早めに調べて対策を練るべきでしょう。

 

すでに英語の外部検定試験を入試で導入している有名私立大学

有名私立大学は、入試において、もうすでに、積極的にさまざまな外部の検定試験が導入・活用されています。

 

どの外部試験を導入しているかは、大学によって違います。

 

特に、外部英語検定試験導入に積極的な大学は、英検、TEAP、IELTSを活用しているように思います。

 

すべての種類の外部試験を導入している大学もあり、本当に大学によってさまざまです。

 

例えば、上智大学TEAP利用型入試があり、ある一定の点数をとったら、入試の英語試験は免除になります。

 

上智を目指すなら、TEAP一択です。

 

 というのは、TEAPという試験自体が、上智大学と英検協会が共同で作った検定だからです!(ちょっとずるい、、ような。。。)

 

いろいろな外部英語検定試験を積極採用している大学の実例

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ごく一部ですが、外部英語検定試験入試を導入している大学を紹介します。

以下の大学を例に、説明していきます。

 

東洋大学…GTEC・TEAP・IELTS・英検

明治大学…TEAP・IELTS・英検

立命館大学…TEAP・IELTS・英検

関西学院大学…TEAP・IELTS・英検

青山学院大学…英検を含め7種の外部テスト

立教大学…英検を含め8種の外部テスト

独協大学…英検を含め6種の外部テスト

 

… などなど。

 

東洋大学、明治大学、立命館大学などの一部の学部では、外部英語試験の点数が一定以上あると、入試の英語の試験が満点とみなされたり、免除されたりします。

 

また、青山学院大学、立教大学、独協大学、関西学院大学などの一部の学部では、外部英語試験の点数がある一定以上ないと、出願もできません。 

↑↑↑中には出願さえできれば、試験は面接だけになる…という大学もあります。(←これはいいですね!)

 

上記は、あくまでもほんの一部の紹介なので、行きたい大学があれば、

 

早めにリサーチ!早めに対策!

 

してくださいね。

 

外部の英語検定試験の3大メリット

前述したように、外部英語検定試験である一定の点数をとらないと、出願すらできないという厳しい大学もあります。

 

しかし、その一方で、入試の英語試験が免除や満点と見なされる大学もあります。

 

そうなれば、↓ ↓ ↓

 

メリット1☆

受験勉強を他の教科に専念して勉強できる。

 

このメリットは非常に大きいです!!

 

早めに外部の英語検定試験の資格や一定の点数をとっておいて、入試の英語の心配を捨て去る …というやり方も有りだと思います。 

 

メリット2☆ 

外部の英語検定試験は年に数回行われている

 

だから、一度落ちても、再チャレンジできます。

 

大学入試は中学受験と違って、おおむね1回しか受けられません。

 

英語に関しては、この複数回行われる外部試験を利用しない手はない!…と思います。

 

メリット3☆ 

1つの外部英語検定試験の資格で、多くの大学に出願できる。

 

一度合格なり、基準の得点なり…をとっておけば、受けたい大学がたくさんあっても、その1つの結果を出願できるのです。

 

このように、たくさんのメリットがあるので、大学受験までに外部英語検定試験を受けて合格しておくことを強くおすすめします!

 

英検は万能な外部テスト

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早め早めの準備が大切!…って言っても、実際のところ、まだ中学生…の段階では、どこの大学を受けたいかなんて、わからないですよね。

 

うちの中三の長男も、今の時点では、ぜんぜんわかりません。。。

 

でも、とにかく、英検は積極的に受けさせています。

 

英検は小学生・中学生からなじみのある試験ですから、書籍も豊富にあり、対策もたてやすいですよね。

 

大学入試でいろいろな英語外部試験がある中で、 英検を外す国公立・私立大学はあまりありません。

 

多くの大学が英検を導入し、英検の優遇制度を取っています。

 

よって、

 

英検は、中学生が将来の大学受験を見据えて、準備できる最良の外部英語検定試験

 

…だと思います。

英検の 大学入試優遇制度って何?

 

英検には大学入試において優遇制度があります。

 

それは、出願資格、得点換算、加点、判定優遇などです。

 

  • 出願資格

例)英検2級以上持っている人だけが出願できる。(立教大全学部)

 

  • 得点換算

例)入試科目の英語の得点に英検を換算してくれる。(専修大全学部)

2級を80点、準1級を100点に換算。)

 

  • 加点

 例)英検2級を持っていると、推薦入試に加点してくれる。(北海道教育大学教育)

 

  • 判定優遇・合否判定

例)英検2級を持っている人は一次と最終選考で出願書類の評価を優遇してくれる。

(広島大総合科学)

 

上記は、あくまでも一部の例ですが、このように英検の優遇制度は非常に有益です。

 

各大学によって、その優遇の内容はさまざまなので、確認する必要があります。

 

大学受験では英検は何級をとっていればいいの?

英検の優遇制度を利用するには、最低でも準2級をとっていなければなりません。

 

準2級から優遇制度を受けられる大学が出てきます。

 

しかし、GMARCHなどの有名私立大学においては、準2級では優遇制度の対象にはなりません。

 

2級で優遇制度の対象となりえます。

 

一流私立・国公立大学を目指すなら、最低2級以上はとっておかなければならないと、いえるでしょう。

 

ちなみに、準1級最強です。

 

準1級以上をとっていれば、一般入試の英語免除の大学(国立秋田大学)や100点換算される大学(早稲田大学文学部文化構想学部、専修大学)もあります。

 

英検の落とし穴!!いつまでに取得すればいいの?

 これらのことを知ったら、「早く英検とっちゃおう」と、早期教育に傾倒しそうになりますが、大学受験において英検の取得期間には制限があります。

 

国公立を受験する場合

 

国公立を受けるならば、高校3年の4月~12月の2回までの試験結果に限られます。

 

英検の日程は1年間に3回あります。

1回目 6月

2回目 10月

3回目 1月

 

なので、6月と10月の2回の機会になります。

さらには、大学の出願期間に間にように成績証明が手元になければなりません。

出願期間と成績証明が届く時期をしっかり確認しましょう!!

 

私立を受験する場合

すべての私立大学ではありませんが、英検2年以内の取得という条件を課しているなど、英検資格の取得期間を指定した大学もあります。

 

よって、せっかく中学のうちに英検2級をとったのに、優遇制度の対象にはならない…ということになるかもしれません!(叫)(泣)

 

受験校が英検取得期間に制限があるかどうかを必ず調べましょう!!

 

なぜ英検に取得期間を設定したのか

そんな有益な優遇制度があるなら、わが子にはさっさと英検準2級や2級を取らせたいと、思うのが親心ですよね。(お恥ずかしいですが、、、まさに私のような親…です!)

 

でも、そうは問屋が卸さなかった!!

 

なぜそのような制限を設けたのか理由を説明しますね。

 

1.英検受検の早期化を避ける

 経済的に恵まれている家庭が、小中学校のころから複数回受検し、英検受検の早期化の流れを作ってしまう。…という理由から、経済格差による不公平が生じないように配慮したということです。

 

2.大学側が直近の成績が見たい

 文科省によると、大学側が昔とった成績よりも、直近の成績での「今の実力」が見たいという声が強かったということです。

 

国は、適正で平等な機会を受験生に与える…という考えなのでしょう。

 

最後に…追記

 私は親バカなので、やっぱり早めに英検対策して、やがてくる大学受験に備えようと考えていました。

 

が、最後の落とし穴の取得期間の制限のことを知り、ガクゼンとしました!!

 

「国って、なんで出る杭を打つのよー!」って、ガックリしましたよ。

 

せっかくがんばってどんどん上の級をとらせようと、やる気になっていたのに!!

 

まあ、でも、考えようによっては、中学の段階では焦らずに学年相応に、4級、3級と、順々に取得すればいいのかな…と、開き直るようにしました。

 

ちなみに、息子(今中三)は、中一の1月に4級、中二の1月に3級を取得しました。

 

娘(今中一)は、中一の10月に4級を取得しました。

 

だから、うちは学年相応ですね。

 

また、うちの場合は、英語は早期教育はしてなくて、兄妹共々、中一の4月から始めました。

 

というか、むしろ私は早期教育しようとたくらみ、小4あたりから、「英語やらない~?」と、誘ったのですが、二人に「やだ!!」と完全に拒否され、そのまま放置していた…というだけのハナシですが。。。

 

話は戻りますが、、、

 

受験したい大学が見つかったら、英検は取得制限があるか調べましょう。

 

それがわかったら、英検の受検計画を立てましょう。

 

まとめ

 

特に、高校生になったら、英検を計画的に受けなければなりません。

 

私立大を受験するならば、取得期間が2年間有効のところがあるので、大学受験日から、逆算する必要があるからす。

 

また、取得期間に制限があるからといって、英検の勉強をストップしてはいけません。

 

たとえ英検を受けなくても、英検の勉強は続け、知識を蓄えておく必要があります。

 

知識を蓄積することは、必要不可欠なことです。

 

受検期間や回数に制限があるからこそ、貴重な試験日までに実力をつけておかなければならないからです。

 

私も、受検時期の計画を立てて、子どもたちにしっかり実力をつけさせられるように導いていきたいものです。

 

では、また情報提供をしていきます!!

 

See You!!

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